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セキュリティの面で強固なVPNと、NTTフレッツやocnで付与されるIP

ocnでは、VPNサービスが提供されています。NTTのフレッツを利用する形のサービスですが、このVPNは元々は企業向けの面が強かったのです。東京と大阪みたいに事業所が離れている場合、昔は距離などの問題でネットワークを構築するのが困難でした。しかし、VPNを構築することで、大阪から東京のデータに簡単にアクセスすることができます。それぞれの事業所にVPN対応のルーターを設置することで、距離を問わず互いのネットワークにアクセスできるようになる、これがVPNの元々の使い方です。暗号化によりセキュリティ強化が期待されることもあって、近年は個人でVPNを利用する人も増えてきました。VPNを利用する場合、簡単なのは最初に書いたようなocnなどのサービスを利用する方法です。それとは別に、自前のVPNサーバーをネットワーク上に構築する方法もあり、こちらはややハードルが上がります。

VPNを利用する場合はIPアドレスについてくわしく知る必要があり、IPアドレスはインターネット上の住所にあたる存在です。サイトにアクセスする場合が分かりやすいですが、インターネット上のサイトは必ずIPアドレスを持っています。そして、自前のサイトを公開していないインターネットの利用者にもIPアドレスは存在しており、こちらはプロバイダと契約すれば必ず付与されるものです。VPNを利用する場合はこのIPアドレスを固定する必要があり、これがVPNを利用する上での壁と言っても過言ではありません。

インターネット利用者のIPアドレスは基本的に変動する動的IPのため、変化しないように固定IPにしなければいけません。ocnなどいくつかのプロバイダにて固定IPを取得できるので、申し込めば簡単に固定IPにできます。固定IPに対応しているプロバイダを選べばよいだけなので、申し込み自体は簡単ですが、固定IPは費用面での負担が大きいのが難点ですので、一度、お見積もりなども取得されることをおすすめします。

● 固定IPのお見積りについて　https://www.kotei-ip.com/ip1/

法人や個人事業主なら固定IPにはメリットが多いものの、個人の場合はコスト面でのデメリットも目立ちやすいのが難点です。