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VPNでセキュリティを高めるのに必要な、NTTフレッツ対応のocnなどのプロバイダ

インターネットのセキュリティを強化する目的で使われるVPNですが、VPNを利用する場合は自前のVPNサーバーを構築する方法と、VPNのサービスを利用する方法の2つがあります。
このうち、お手軽なのはVPNのサービスを利用する方法で、NTTのフレッツに対応したocnのVPNサービスなど、色々な会社がVPNのサービスを手掛けているのです。
VPNのサービスを利用する場合の何よりのメリットはハードルが低い点で、気軽にVPNを使えます。
自前のVPNサーバーを構築する方法の場合、設定ミスでうまくインターネットに接続できないなんてことがありますが、VPNのサービスを利用すればより簡単にセキュリティを高められるのが魅力です。

複数のIPアドレス、IP8やIP16といったサービスもocnにはあります。

一方で、VPNサービスを利用するデメリットもあり、それがサービスを提供している会社に情報が渡ってしまう点です。
その会社のシステムを利用する以上、インターネットでの行動が伝わるのは仕方がありませんが、会社によってはその行動の情報が他の組織に伝わることもあり得ます。
実際に、海外ではVPNサービスの規約に情報を警察と共有すると書かれているものもあるため、インターネットでの行動がVPNサービスからどこかに漏れる可能性については否定できません。
このように、一概にVPNの方を使うのがよいとは限らないのが厄介なところではあるものの、それでもセキュリティは魅力的なポイントです。

しかし、VPNを利用する上での問題は固定IPで、固定IPなしでVPNを利用するのは現実的ではありません。
インターネットを使う人は世界中に数え切れないくらいいるため、それぞれをうまく識別しなければいけません。
そのために用いられるのがIPで、インターネットに接続するのであれば必ずIPが存在します。IPはルーターの再起動など条件によって変動することがある動的IPが多いのですが、ずっと変わらない固定IPがVPNでは求められる場合が多いのです。VPNを利用する場合などの理由で固定IPを利用するなら、固定IP対応のプロバイダを利用するのが基本です。